レポート

“小学3年生”と“専門学校生”がタッグ!海ごみをテーマに見事受賞!!

プレゼン

2022年8月、「第二回海洋インフォグラフィックコンテスト」が東京で開催されました。

コンテストの様子

このコンテストは全国の小学生を対象に海の自由研究レポートを募集し、ノミネートされた20名の小学生と御茶の水美術専門学校の学生が共同で海洋をテーマにしたインフォグラフィック作品を制作するというもの。

海洋インフォ

コンテスト当日は小学生と専門学校生が2人1組でプレゼンテーションを会場とオンラインで行いました。

インフォグラフィックとは情報を分かりやすく人に伝わるかたちにビジュアル化したもので、今回のコンテストでは自由研究での膨大なデータや文章をビジュアルの力で視覚的にすることで海洋問題の関心に繋げています。

インフォグラフィック

2022年は海ごみ以外にも「海の酸性化問題」や「海洋エネルギー」など、幅広い作品がノミネートされました。

 

そして何と!

愛知県から参加した、小学3年生の山下櫂生(かいせい)さんと御茶の水美術専門学校の佐藤弘美さんチームの『地球にやさしいプラスチック』がイトーヨーカドー賞を受賞しました!!

 

■海を訪れ感じた“思い”を研究

愛知県在住の小学3年生の山下櫂生(かいせい)さんは海に行った際に、ペットボトルやビニール袋がたくさん浮かんでいて、海の生き物たちはすごく嫌な気持ちになっていると思い、自由研究に取り組むことを決めました。

山下かいせい「少しでもいいから皆に魚たちが苦しんでいるのを知ってもらいたい」という思いでコンテストに参加しました。

 

■自ら“地球にやさしいプラスチック”も製造

自由研究ではまずは自分の身の回りにも溢れているプラスチックが世界でどのくらい作られているかを調査。分かりやすく例えることでレポートにまとめました。

自由研究レポート2

身近な出来事から山下さんの研究は進んでいきます。

 

山下櫂生:

「家族で食事に行った際に、カニの甲羅を皿にした料理を見たとき、このように海の中にあるものを使ってプラスチックを作ったら、地球にやさしいプラスチックができるんじゃないかなと考えた」

 

地球のためになるようなプラスチックが世界にあるのか調べてみたくなったといいます。

 

プラスチックの中には自然から生まれた植物由来のものがあり、世界ではさまざまな材料で地球にやさしいプラスチックを作る研究が進められていることも分かりました。

 

さらに山下さんの探究心はついに・・

 

地球にやさしいプラスチックを作ってみたくなり、京都大学の研究ニュースを参考に自らプラスチックの製造まで試みました!

 

これら山下さんの「地球にやさしいプラスチック」の自由研究レポートには、元データやまとめに至るまでのたくさんの情報が詰まっています。

自由研究レポート

自由研究で絵や図を使い他の人にも分かりやすいように表現するのが一番難しかったという山下さん。

 

山下:

「この自由研究のまとめをたくさんの人に見てもらい、それぞれが買い物をする際によりよい選択ができるようになってもらえたら」

 

そんな思いを実現するためにはたくさんの人にこのレポートをみてもらわなければいけません。

 

この部分を担ったのが、今回のパートナーとなった御茶の水美術専門学校生の佐藤弘美さんです。同じく海洋とプラスチックゴミの問題に興味を持っていました。

プレゼン

「地球にやさしいプラスチックもあるから、それをもっと普及させればいいのではないか」という山下さんの考えに共感し、今回手を組むことに決めました。

 

■一人じゃなく二人だからできる

佐藤さんがプレゼンで発表したデザインのポイントは・・

 

【ポイント その①】『色味』

緑色をメインに使用することを相談して決め、明るい色も使いポップなイメージに。

 

【ポイント その②】『キャラクター』

自由研究レポートは文字情報だけだったため、プラスチック製品になる前の情報を大胆にキャラクター化。

キャラクターの表情をプラスチックの種類の特徴にそれぞれ分けた。さらに見た人に親しみやすいようにするため、個性的な名前も付けた。

 

【ポイント その③】『イラストを使った解説』

全体的に文字の量をなるべく減らし、単純なイラストで簡潔に伝わることを意識して制作。実際に研究が進んでいる開発部分は分かりやすくするため博士のイラストを使い解説。

ここには山下さんのアイデアもプラス!助手として山下さんをキャラクターに登場させています。

愛知インフォグラフィック

■人前でしゃべるのは苦手

たくさんの人の前でしゃべるのが苦手で1週間前くらいからプレゼンテーションの練習をして挑んだという山下さん。堂々の発表でした。

リモートプレゼン

山下櫂生:

「それでも緊張した。でもペアの佐藤さんが励ましてくれたので頑張れた」

 

最後には山下さんらしくパートナーの佐藤さんに感謝をめいっぱいリモート越しに伝えていました。

佐藤弘美

まさに2人で力を合わせて獲得した賞です。

 

佐藤:

「完成までに何度も修正を繰り返し、櫂生くんと協力して納得のいくものを作り上げることができました。実際にデザイナーとして仕事をしている感覚を体験できたと思います。自身のスキルアップにもなりました」

 

山下:

「将来は魚を守る研究者になりたい」

山下櫂生さん

2人の未来が楽しみです。

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