「『ナヌカザメ』の頭を骨格標本にしたくて、市場で買って来ました!どんな標本になるのか楽しみです!」と話すのは、魚の骨が大好きな海のキッズサポーター・松本青鳥羽(あおば)さん(小学5年生)。
小さい頃から海の古生物や深海魚が大好きで、その骨格にも興味を覚えたそうです。青鳥羽さんが今までに制作した魚の標本は13。今回はその中から厳選して骨の魅力を伝えてもらいます。
私の骨格標本から魚の骨のかっこよさやかわいさを皆さんに紹介したいと思います。
最初に作った標本は「シロザメ」(メジロザメ目ドチザメ科)です。体長は80センチほどでしたが小さなアゴでかわいいです。ザラザラの小さな歯で甲殻類を食べていたことがわかります。
「シイラ」(スズキ目シイラ科)の頭と尻尾の骨です。シイラのオスメスが並んでいて、オスだけがおでこが大きいので骨なのか脂肪なのか、気になって頭と尻尾を骨にしました。小さい骨は組み立てられなかったけど、大きい骨だけでも分厚くてかっこいいです。
シイラのオスメスの違いを絵に描きました。シイラのオスのおでこは出っ張っていますが、メスはそうではありません。
「アカシュモクザメ」(メジロザメ目シュモクザメ科)は私より大きく、体長が130センチもありました。メスでした。目が離れていて視野が広いので、早い獲物を追いかけることができます。
共食いすることもあって、たまに人間も襲います。骨にする時、獲物などを感じるセンサー・ロレンチーニ器官がはっきり見えました。穴がたくさん空いていて透明なゼリーのような感じでした。
「タチウオ」(スズキ目サバ亜目タチウオ科)は、歯が鋭くて少しずつ食いちぎりながら食べます。大きくなるとドラゴンと呼ばれたりもします。本当にドラゴンぽいです。
いかがでしたか?今まで魚を食べる時、骨がめんどくさいと思っていた人も次はよく見てみてください!かわいく、かっこよく見えるかもしれません。