自分たちが使う場所は、自分たちの手でキレイにしよう!
子どもも大人もはだしで駆け回れるような場所にしよう!
そんな想いで2017年から始まったおとがわリバークリーンは、清掃活動だけではなく、河川敷を楽しむ賑わいの場所として活用する事を目指しています。
海と日本プロジェクト in 愛知県ではごみがないきれいな乙川をONE RIVER と共に目指し、海洋ごみの流出を減らし、海をきれいにできる取り組みとして、毎年、おとがわリバークリーンに参加しています。普段は毎月1回行っているおとがわリバークリーンですが、限られた時間と人数では拾いきれないごみがたくさんあります。そこで 12 月はいつもより規模を拡大して、年末の大掃除もかねて、長い時間、大勢の人数で実施しました。
この日朝9時の岡崎の気温は約2℃。冬の冷たい風が吹く中、乙川の河川敷には、地元の市民や団体、企業などから約50人が集まりました。
参加者たちは「レッツリバークリーン!」の掛け声でそれぞれの持ち場に分かれ、手袋をしたり、トングを持ってごみ拾いを行いました。
チームごとに目標を持ってごみを拾おうと「大物を見つける!」や「たくさん拾う!」などテーマを掲げて、
ごみ拾いを行いました。中には、川底にあるごみを拾おうと、長靴を履いたり、胴長を着て冷たい川の中に
入っていく参加者もいて、川をきれいにしようとする真剣な気持ちが伝わる活動となりました。

およそ1時間のごみ拾いで集まったのは、大きなタイヤやビン、缶、ペットボトル、たばこの吸い殻、衣類、
釣り竿など実に様々。中でもプラスチックごみは、台車1台分も集まり、去年に比べると増加傾向にあるた
め、このまま回収されずに海まで流れつくと、どうなっていたのかを考えさせられる結果でした。
そして、最後はみんなで綱引き!上流チームと下流チームに分かれて戦い、大きな歓声がきれいになった乙
川の河川敷に響き渡りました。
参加者からは「自分が生まれる前のごみがあり、川ごみから時代の変遷を感じることができた」
「台車1台分にもなる、プラスチックごみの量の多さに驚いた」
「胴長を着て川の中に入ると、川底に埋まっているごみに気づくことができ、表面的に見えているよりも多くのごみが捨てられていることに気が付いた」
などの感想が聞かれました。

これからも、みんなに愛される乙川を目指して、おとがわリバークリーンの活動は続きます。
| イベント名 | おとがわリバークリーン |
| 参加人数 | 約50名 |
| 日程 | 2025年12月13日(土)9時~11時半 |
| 場所 | 愛知県岡崎市・乙川河川緑地左岸および太陽の城跡地 |
| 主催 | ONE RIVER |
| 協力 | 八千代エンジニヤリング株式会社 |