未利用魚とは「サイズが不揃い」「漁獲量が少ない」「鮮度が落ちやすい」などの理由で、市場に出回らずに利用されない魚のことを指します。愛知県の未利用魚をもっと活用しようと豊橋市の水産加工会社「まんてん.」のメヒカリ博士こと黒田孝弘社長が、県立三谷水産高等学校の生徒たちと共同開発したのが「ギスのトマト煮~Yummy Fish」です。
Yummy Fish(ヤミーフィッシュ)とは、おいしいの“yummy”と深海の“闇”を掛け合わせた“おいしい深海魚”を表す造語。
今回、使用するギスは、深海に生息するソトイワシ科の魚で、水分が多く小骨が多いことから、関東では練り製品の材料などに用いられます。
愛知県内の海で水揚げされたギスを使って、三谷水産高等学校の生徒たちが、アイデアを出し合いながらレシピを考え、試作を重ねました。
さすが高校生、発想も豊かにしっかりとコミュニケーションを取り合いながら、試行錯誤してカタチにしていきます。
完成した商品に使った材料はトマト、ブロッコリー、ごま油、オリーブオイル、にんにく、一味唐辛子、食塩。煮込むことで、ギスの小骨が気にならなくなり、ごま油とオリーブオイルでコクがでました。トマトとブロッコリーで、彩りも鮮やかです。バゲットとともに、アヒージョ感覚で美味しく頂けそうです。
販売価格は、税抜きで1000円。
3月1日~3日に蒲郡市で行われた「ラリー三河湾2024」の会場や、3月5日~8日に開かれた東京ビックサイトの食のイベント「FOODEX JAPAN2024」で試験販売され、好評でした!!
「ギスのトマト煮~Yummy Fish」は、2024年4月から販売開始の予定です。
今後は道の駅とまんてん.のHPで購入することができます。
キャッチコピーは「めったにお目にかかれない 知る人ぞ知る, 愛知の深い深い海のごちそう」。
パッケージには海プロのロゴも入っているので、ぜひ、探してみてください!
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