海の中には、何があるんだろう?
海の底は、どうなっているんだろう??
水中ドローンを使って、海の中を観察するイベントが、愛知県常滑市の常滑漁協前で行われました。
水中ドローンの活用に取り組む「日本水中技術振興会」が開催したこのイベント。
2023年から愛知県内を中心に、各地で開いていますが、知多半島での開催は初めて、です。
事前に応募のあった小中学生17人が参加しました。

水中観察をする前に、練習用のプールにドローンを浮かべて操作のコツをつかみます。
その後、いよいよ、岸壁に立って、海の中のドローンを操縦します。
ドローンには8つのプロペラがついていて、機体とコントローラーが有線ケーブルでつながっています。
内蔵カメラが撮影した映像が手元のモニターに映し出されると、「ごみがいっぱい!」「ハゼがいる!」などと、参加した子どもたちは声をあげていました。

続いて行われたのが「環境学習」。
カーボンニュートラルに向けたアマモの役割と必要性について学びました。

体験会を主催した日本水中技術振興会の増田浩三さんは
「普段見ることができない海の中を水中ドローンで観察することで、海が抱える環境問題を自分ごととして、考えるきっかけにしてもらいたい」
と話していました。

参加した子どもたちからは
「海を良くするための取り組みや活動に今後はもっと参加していきたい」
「工業会社に入って、世界を良くする(水中)ドローンを作りたい」
などの感想が聞かれました。

水中ドローンでの水中探検は、子どもたちの心の中の”未来の海への思い”を強くさせてくれたようです。