愛知県田原市・渥美半島にある西の浜海岸では毎月、環境ボランティアサークル「亀の子隊」が海岸を清掃しています。2月は「亀の子隊」のほかに、地元ボランティアや企業の人たちなど約60人が参加。“海への感謝”を込めて、海岸に流れ着いたごみを拾いました。
今回は、西の浜海岸の清掃活動に参加した2人の海のキッズサポーター・稲田莞爾さんと堤清策さんを紹介します。豊橋市に住む稲田莞爾(かんじ)さんは、ボランティア歴約5年。ごみ拾いに参加した理由を聞くと「ごみのない、きれいな町にしたい」と真摯に語ります。
海のキッズサポーター・稲田莞爾さん(中学1年生):
「僕は自然が大好きです。海も山も! でも海岸に行くとごみがいっぱい落ちていて、とても残念です。ごみのないきれいな町にしたい、未来にきれいな海を残したい。それが僕の願いです」
西の浜海岸に打ち上げられるごみは、名古屋はもとより、遠くは岐阜県や三重県からも流れてきます。年間のごみの量は約3800キログラムにも及ぶそうです。
亀の子隊 代表 鈴木吉春さん:
「毎月ごみ拾いをしていますが、何度拾っても西の浜のごみはなくなりません。もっともっと地元の人たちが自分たちの海を大切に思い、参加してくれる人が増えてほしいです」
もう1人の海のキッズサポーターは、亀の子隊に入って1年になる名古屋市に住む堤清策(しんさく)さんです。2024年2月に行われた「東三河ボランティア集会」で「亀の子隊の海への思い」を発表しました。
海のキッズサポーター・堤清策さん(中学1年生):
「今後もごみ拾いを続けて、海の生き物が人間の出したごみで死んでしまうようなことがなくなるまでやってみたいです」
海のキッズサポーターの稲田さんと堤さん、2人の海への思いはきっと届くと思います! これからもきれいな海を守ってくださいね。