名古屋市科学館の特別展「海 -生命のみなもと-」に展示されている約2メートルの大きなアート作品。名前は「ドゥオノスク・トラオドン・ドゥ ドロス」。じつは愛知県の海岸に流れ着いた海ごみから作られています。
名古屋市科学館 学芸員 木田 梨沙子さん:
「よく見ると、私たちの身近にあるものがごみとして流れ着いていることが分かります。アートとしても立派な作品ですが、私たちにとって海ごみがいかに深刻な問題なのか、気づかせてくれる作品です」
海ごみアート作品を作ったのは上杉舞弦くん、6歳。どんな理由でごみのアート作品を作ったのか、聞いてみました。
上杉舞弦くん:
「海ごみとかにあんまり目を向けないから、みんな。だから、海ごみをアートにしてみんなに見てもらいたいから、海ごみのかいじゅうを作っている」
父・上杉 純一さん:
「舞弦が3歳のころから、ごみ拾いをしています。世界中の海がきれいになれるように、僕たちが少しずつがんばっていきたいです」
「大切な海をきれいにしてね」。舞弦くんが手がけるかいじゅうは叫びます。