愛知県蒲郡市の竹島沖で行われている「海藻の森」(藻場)を創る実証実験が、3年目を迎えています。今回は、海藻を増やす「海藻育成装置」の点検が行われました。
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海藻の森を創って、海から地球環境をきれいに!
ジャパンジャスティス 代表 仲田 幸正さん:
「9月に入って新しいシーズンに向けて、今は海藻がない時期です。それでも『スジイバラノリ』が残ってくれたので、装置はこんな形で成果は出ています」
「藻場」は海中のさまざまな生物に隠れ場所、産卵場所などを提供。窒素やリンなどの栄養分を吸収して光合成を行い、水の浄化や海中に酸素を供給しています。そんな「藻場」が地球温暖化を背景に全国的に減少。海の環境に深刻な問題を与えています。
ジャパンジャスティス 仲田さん:
「水温が上がっているので、海の環境は良い状況とはいえません。今後、私たちが研究している育成装置を使って、少しでも元の状況に戻せるように努力します」
二酸化炭素を吸収する「藻場」は、地球温暖化対策の新しい選択肢として期待されています。