愛知県蒲郡市の漁業振興協議会は、三河湾の沖合でITを活用したカキ養殖の実証実験を2023年に始めました。愛知県の「アサリ」は全国1位の漁獲量を誇ります。しかしここ10年でその漁獲量が大幅に減少。大きな問題となっています。蒲郡市においても、2013年の168トンから、2023年には9トンにまで激減しているのです。
蒲郡市漁業振興協議会 会長 小林俊雄さん:
「今はもうアサリの専門は4人しかいない。とれなくなったから廃業した人もいます」
そんなアサリ漁の打開策として注目されたのが、IT技術を活用した「スマートカキ養殖」です。センサーや専用アプリで必要なデータを収集でき、遠隔での最適作業の提案も可能だそうです。
小林会長:
「結果が良ければ今、手伝っている若い人がやりたいと言っているので、将来的にやって蒲郡市内のみなさんにも同じように(養殖)を増やしていきたいです」