「食」を入り口に海と人々をつなげるイベント「海のごちそう?フェスティバル2024」が11月9日・10日、東京で開催されました。このフェスティバルは、地球温暖化の影響に伴う海水温の上昇、魚種変換、磯焼けなど、海洋環境の変化に適応する知恵として「日本の海の食文化」を多角的にとらえ直したものです。
ステージでは「海と食」をテーマに、和食の伝道師の近藤一樹さんやサスティナブル料理研究家のサカイ優佳子さんによる海の食文化についてのトークセッションが行われました。
ほかにも全国から厳選した水産加工品などが並ぶ「海のごちそう?マルシェ」も開催。各地域が抱える海洋環境変化に対応する新たな商品のほか、全国4地域の「海を味わう」メニューを用意したキッチンカーの出店もありました。
日本財団 常務理事 海野光行さん:
「海のごちそう“?”とクエスチョンマークが付いていたと思います。このクエスチョンの意味は、もう1回自分たちが食べている海の『食』を見直してみようじゃないか、と。の『食』から海に距離感を近づけていくことができればいいですね」