レポート
2022.09.16

小学生が現場の“海”で感じたこととは?

2022年8月。愛知県蒲郡市に集まった小学生。

前回の7月からおよそ1ヶ月ぶりに再会。前回の海の調査とシーカヤック体験をふまえ、これから2回目の愛知の海の自然環境を学習するツアーに出かけます。

他とはちょっと違うこの学習ツアー。最後に「新聞記者として記事に仕上げる」というミッションが与えられています。いよいよ新聞記事に仕上げます。

 

■生き物に触れて感じること

まずは竹島海岸で生き物の採取と観察へ。干潟はどんなところか?どんな生き物がいるか、干潟の役割と海の生き物に適した環境を学びます。

 

参加した小学生:

「ハマグリ?」

貝

講師:

「ハマグリじゃないと思うよ。きっとこれシオフキかバカガイ」

貝比較

初めて見る貝は、写真と照らし合わせても見分けがつかない様子・・

 

三谷水産高等学校 中野敏治さん:

「小さいうちから現場にふれて、海の環境にふれて、子どもたちに海について少しでも知ってもらって、少しでも守ろう、つないでいこうという意思を持ってもらえれば大人になった時に変わってくるのかなと」

調査

■自ら見て採取したものを食べてみる

自分たちでアサリを調理し昼食を作ります。メニューはアサリ入りのみそ汁と地元の海でとれたアジの干物、そして手作りおにぎりです。

調理

自分で握ったおにぎりは格別なようで・・

参加した小学生:

「海苔がメッチャうまい」

調理感想

参加した別の小学生:

「うまっ」

■自ら情報収集したことをアウトプット

最後に2日間の学習ツアーで学んだことを新聞記事にします。

新聞記事制作

データグラフに写真、カラフルな文字で自分たちが見て感じたことを伝えています。

新聞発表

<海と日本新聞>

干潟について・・干潟ってどんな所?

干潟にいる生き物

海の新鮮ごはん

新聞記事

“まめちしき”として

【いただきますの意味は「命をいただきます」というのとかかわったひとへのかんしゃだそうです】

 

ということや・・

 

ごはんを作りながら、先生から教えてもらった情報

【あさりは春・秋が旬だそうです】

 

と、ちょっと聞いたことも記事に活かされており、それぞれの心に届いた様子。

 

2回にわたって海の一連を体験しながら学んだ小学生。

“自分が海にできること”をしっかり言葉にできるようになりました。

できること

できること2

今回参加した小どもたちが今後どのように海と関わって成長していくか楽しみです。

学習ツアー

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