レポート
2022.12.05

「人体模型がほしい・・」魚好き小学生がつくる標本

愛知県に注目の『海のキッズサポーター』がいます。

海のキッズサポーターとは、日本全国の海に興味・関心のある子どもたちのこと。

将来が楽しみな、個性豊かな子どもたちと海のミライを考えます。

 

■骨格に魅せられて

愛知県に個性光る小学生がいるということで、お家にお邪魔してみました。

部屋には何と人体模型!

人体模型②

あおちゃんこと松本青鳥羽(あおば)さんが好きなのは、何と“骨格”。

幼稚園に通っていた頃、人体模型がほしいとお母さんにおねだりし、買ってもらいました。

そこから骨への興味は加速。

 

■好きと好きを合わせたら標本に

魚が好きだったあおちゃんは魚の標本作りを始めました。

あおちゃん

最初に挑戦したのは魚市場で購入してきたシロザメ。

シロザメ骨格

シロザメ

作る時に大変だったこともあるそうで・・

あおちゃん:

「ピンセットを使って一生懸命時間をかけて肉(身)を取りました」

 

今年に入ってからはシロザメの他に・・

シイラ骨格「シイラ」

ウツボ骨格「ウツボ」

ホシザメ骨格「ホシザメ」

タチウオ骨格「タチウオ」

何と5体も標本を作ったそう!

 

あおちゃん:

「できたときはとてもうれしかったです」

 

■魚の骨格から学べること

骨格標本の魅力について専門家に聞きました。

 

碧南海浜水族館副館長 地村佳純さん:

「骨をよく見ると生き物が創り出した形ですが、とても美しくてかっこいいと思う人もいると思います。食べる時に骨がイメージできていると上手に食べられるかもしれませんし、色んな発見があると思います」

魚の骨格

魚の骨格は見た目の美しさや骨から分かる生態だけでなく、食育にも役立てられそうです。

 

■将来の夢は海を守る研究者

あおちゃんに将来の夢を聞いてみました。

 

あおちゃん:

「海洋生物の研究者になって、骨から分かる生態を調べたいです」

将来の夢

たくさんの標本をつくるには豊かな海と魚があってこそ。あおちゃんの大好きな魚と海を守る活躍に今後も目が離せません。

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