「海と日本プロジェクト」の取り組みの一環で、魚に関連する授業を通して海に興味を持ってもらい、海の問題や未来について考える出張授業が名古屋市立成章小学校で開催されました。講師として登場したのは、お魚マイスターの神谷友成さんです。
最初に行われたのは「お魚タッチ」です。愛知県でその日の朝に水揚げされた魚を観察したり触れたりして魚に親しみを持ってもらうもの。尾ビレの形状の違いや、トゲや歯の形、口の開け方などの違いを観察しました。
漁師の苦労を体験してもらおうと行われたのは「かつお釣り体験」です。本物の竿を使い、実際と同じ重さ・3キロの模型のカツオを児童全員で一本釣りをしました。
削り器を使った鰹節削り体験も行われました。
参加した児童:
「ちょっと難しかったけど、楽しかった!」
お魚マイスター 神谷友成さん:
「一番大事なのは、ひとごとにしない。『海を守るために、私は何ができるんだろう』と捉えることが一番大事だと思うんです。学ぶときは楽しく。楽しく学んだことをどうしたらいいかって考える。ひとごとにしない、それが大切です」
名古屋市立成章小学校 校長 桐山健一さん:
「体験を通して子どもたちは海について興味を持ったので、これが“楽しい活動”で終わらずに、今後学校で指導していくことが大事だと感じました」
海の豊かさを守るために何ができるのか。神谷さんの出張授業をきっかけに、これからも学校で学びを深めていくことが重要ですね。