愛知県碧南市・矢作川の河口にある干潟で5月25日、生き物観察会が行われました。参加したのは年少から小中学生の親子70人です。
近年問題になっているのが、干潟の減少です。干潟がなくなると水質浄化や漁業資源の減少、生物多様性の喪失など、さまざまな問題を引き起こします。
碧南海浜水族館 森徹さん:
「潮の満ち引きによって海水が浄化されるので、干潟はしっかりと残していく必要があります。今回の自然観察会では、干潟で暮らす生き物を通して、干潟の大切さを学んでほしいです」
川はたくさんの栄養を河口まで運んでくれるので、干潟には小さな生き物から大きな生き物、鳥などが集まってきます。干潟がなくなると、豊富な栄養が海にそのまま流れてしまい、プランクトンが異常に増殖。水中の酸素も失われてしまい、生き物たちも減少するのです。
1人ひとりが身近な環境を知ることで、自然環境の保全につながります。