11月1日の「灯台記念日」にちなんで、灯台の魅力に未来の光を当てる「海と灯台ウィーク」。そのメインイベントとして11月3日、「海と灯台サミット2024」が東京で開催されました。
海と灯台サミットでは、全国各地の仕掛人・先駆者20人が集まり、灯台を活用した地域活性化の事例を発表。来場者202名とYouTubeライブ配信を視聴した290名が参加しました。
第1部のシンポジウムでは、「灯台で地域活性化」「灯台で〇〇やってみた」「海と灯台学」をテーマに、灯台で地域を盛り上げる取り組みや、灯台をテーマにしたユニークな活動について紹介しました。
第2部では、直木賞作家4人が灯台に刻まれた海の記憶を語り合うトークショーが開催されました。灯台にまつわる歴史やエピソードが次々と紹介され、参加者は灯台の新たな魅力を再発見! さらに4人は灯台を題材にした物語の構想を披露し、灯台の持つ多様な可能性を探りました。
愛知県からは野間埼灯台を拠点に、灯台の利活用と地域おこしに取り組む「現代版 灯台守」の仙敷さん夫妻が登場。最近始めた「キッチンカー」への思いを語りました。
仙敷裕也さん・佐々木美佳さん:
「灯台と海をちょっと眺めてすぐに帰ってしまうことが多いです。海を眺めながら、タコスとビールを食べてほしいな、と考えて設置しました」
日本財団 常務理事 海野光行さん:
「灯台に訪れることだけを目的にするとマニアックになりがちですが、『旅をする』を入り口にすると『灯台のある場所に行ってみよう』という気持ちになります。今後は高まっていくかもしれません」