レポート
2023.10.19

ヒラメの赤ちゃんを育て、命の大切さを学ぶ 「陸養プロジェクト」を体験! 水槽づくりから挑戦する子どもたちに密着

愛知県蒲郡市にある塩津小学校では、5年生の総合学習の一環で陸上養殖体験「陸養プロジェクト」が行われました。陸上養殖体験とは、子どもたちが海の魚を水槽で育てるもの。海の生き物に対する知識を深め、命の大切さを学びます。

Still1006_00040

この日に行われていたのは、水槽にヒラメの赤ちゃんを入れる「お魚受け入れ式」です。ヒラメの赤ちゃんを慎重に運んで水槽に入れます!

Still1006_00046

陸養プロジェクト事務局 開上真樹さん:

「学校の水槽で海を再現します。あずかったヒラメを大切に育てて、命の大切さを子どもたちに感じてもらうのが『陸養プロジェクト』です」

サンゴ砂をきれいに洗って水槽をつくる

Still1006_00051

総合学習の一環で学ぶ陸上養殖体験。1回目の授業では「水槽づくり」を行います。生き物のろ過に必要なバクテリアのすみかとなる「サンゴ砂」をきれいに洗浄します。

Still1006_00056

次に行うのは海水づくりです。水道水に海水の素を溶かします。

2回目の授業でお魚受け入れ式へ

Still1006_00061

2回目の授業はいよいよ魚を水槽に入れる「お魚受け入れ式」。子どもたちの代表が約4センチのヒラメの赤ちゃんを水槽に浮かべます。最後に講師の齋藤浩一先生から、命についてのお話がありました。

「ヒラメの養殖は試練ばかり」

Still1006_00065

NPO 日本養殖振興会 齋藤浩一先生:

「(ヒラメの養殖は)簡単なことじゃないですよ。試練ばっかりです。実はこの後で袋を開けるんですけど、開けた瞬間に死んじゃうことがあります。悲しいけどこれが命です。だからこそみんなは、その命をどう守っていくのか。私から一番出したい勉強です」

Still1006_00067

塩津小学校の生徒:

「初めての経験だし、これからもないと思うのでがんばりたいです」

Still1006_00069

塩津小学校の生徒:

「命を大切にしてヒラメが死なないようにエサや掃除をがんばってやりたいです」

陸養プロジェクトではこれから半年間、ヒラメの赤ちゃんを育てます。毎日みんなで海水の入れ替えや掃除、エサやりなどを行ってヒラメの成長を見守ります。

\ 記事をシェアしよう /
X LINE ニュースを共有

関連リンク

「海と灯台サミット2024」開催! 灯台を起点に地域を盛り上げるユニークな活動を発表
レポート
2024.11.13

「海と灯台サミット2024」開催! 灯台を起点に地域を盛り上げるユニークな活動を発表

「アイゴバーガーいかがですかー!」子どもたちが開発した「お魚バーガー」豊田スタジアムで販売!
レポート
2024.11.13

「アイゴバーガーいかがですかー!」子どもたちが開発した「お魚バーガー」豊田スタジアムで販売!

ページ内トップへ