海は私たちに多くの恩恵をもたらしています。中でも「衣・食・住」の基となる原材料やエネルギー資源など、私たちに必要不可欠な資源の輸入は、ほぼ100%を船舶での輸送に頼っています。そんな船舶の安全を見守るのが「海上交通センター」です。
伊良湖岬にある「伊勢湾海上交通センター」は「東京湾」「瀬戸内海」と並び、船舶の往来が激しい三大海域の1つである伊勢湾の船舶の管制業務を24時間365日、行っています。
伊勢湾海上交通センター
運用管制課 佐々木晋一さん:
「伊勢湾の入口にあたる伊良湖水道航路は、伊良湖岬と神島との間にあり、航路幅が狭く周辺には浅瀬も点在する海上交通の難所です。船舶の往来は1日に約100隻。大型船が集中する朝夕は、管制官が特に緊張する時間帯です」
船舶に対する注意喚起や気象の現況など、航行の安全に必要となる情報を提供する運用管制官。海上物流を支える縁の下の力持ち。それが海上交通センターの使命です。
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